eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は、低コストの全世界株式ファンドです

低価格で、1本でほぼ全世界へ





eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は、三菱UFJ国際投信が運用している投資信託です。

低コストで世界中の銘柄に幅広く分散投資できるので、私自身も積立設定をしています。
設定からまだ日が浅いので資産規模はまだまだですが、将来有望なファンドと考えます。


先日別の記事で投資信託を選ぶときのポイントを4つに絞って解説してみましたが、それに沿って、本ファンドについて簡単に解説してみたいと思います。








ベンチマーク


MSCI オールカントリーワールドインデックス(MSCI ACWIと書かれることもあります)から、日本を除いた指数との連動を目指して運用されています。

元々のベンチマークは2018年3月の時点で2400以上の銘柄、47の国と地域、時価総額の85%をカバーしています。(参照リンク

2018年8月の月次レポートを見る限り、日本を除くことにより構成銘柄は2234銘柄になっているようですが、分散度合いとしては十分及第点かと思います。

本ファンドが採用しているベンチマークは、配当を含まないものなので、その分成績はベンチマークをアウトパフォームしやすい傾向にあります。


資産規模


8月の月次レポート段階での純資産額は19億8300万円と、以前書いた記事の内容からするとまだ物足りないです。

ただ、資産流入額はひと月当たり約3億円程度あり、このままいけば十分な資産規模は確保できるのではないかと踏んでいます。

少なくとも、規模が小さいといわれる10億円は軽くクリアしているので、しばらくは資産規模を注視していく必要があります。



信託報酬



信託報酬:0.15336%以内
その他実質コスト:不明(運用報告書がまだ出ていないため)

投資信託説明書を読むと、このような数値を拾うことができます。


先日実質コスト0.502%の楽天VTの、信託報酬部分(0.2296%)と比較しても十分に低コストであると言い切っていいと思います。

もちろん、信託報酬以外の隠れコストも含めた実質コストを見ない事には、確定的なことは言えません。

ただ、本ファンドはすでに長い運用実績を誇るeMAXIS全世界株式(除く日本)とマザーファンドを共有しており、そちらの資産規模はすでに84億円程度と申し分ないため、運用は比較的安定していく方向に行くと思われます。


個人的には、全く同じ内容で、信託報酬がべらぼうに高いeMAXIS全世界株式の保有者が同Slimシリーズに乗り換えたときにどうなるか、というのが気になるところです。


留意点


今まで比較的いいことばかり書いてきましたが、個人的には以下のリスクも投資の際は意識しておく必要があると思います。


・ベンチマークが配当込みではない


この手のファンドはたいがいは配当込みの指数をベンチマークとし、そのベンチマークを手数料分アンダーパフォームするように設計されることが多いのですが、本ファンドのベンチマークは配当を含まないので、その分成績はアウトパフォームしやすいことになります。

これは、何某かの理由で運用損を出したとしても、アウトパフォーム分の数値でパフォーマンスを見かけ上ごまかすことができるので、人によっては気になる人もいるでしょう。

まだそのような操作の形跡はなさそうですが、少なくとも今後出てくる運用報告書を年1回チェックする程度の検証作業は必要になるでしょう。
(本ファンドに限らず、どの銘柄に投資したとしてもこの作業はして欲しいとは思いますが。。。)


・ものすごく分散対象が広い


本ファンドの先進国:新興国の比率は2018年8月時点で約88:12です。


そして、全体に対してアメリカが占める割合はおよそ56%になります。

現状の世界情勢を考えると、アメリカ一極集中投資(例:楽天VTI、eMAXIS Slim S&P500など)をした方が短期的にはいいリターンを得られる可能性が高いです。

ただ、風のうわさでは今後新興国が全世界の時価総額に占める割合が50%に迫ってくるという考えもあります。



・まだまだ少ない資産規模

月に3億円ずつ伸長しているとはいえ、まだまだ資産規模は20億円程度で、先日私がこき下ろした楽天VTの124億にはまだまだ届きません。

今後の資産規模の推移をしばらくの間は見守る必要があると思います。


・eMAXISからの移行はありうる?


既にeMAXISで長期積立をしている人が一気に本ファンドに乗り換える可能性は、税の繰り延べ効果を考えると低いとは思いますが、一応頭には入れておいてもいいかもしれません。



まとめ


低コストファンドとしてはコストパフォーマンスに優れ、長期投資に向く銘柄かと思います。

また、eMAXIS Slimシリーズはシリーズ全般で信託報酬を業界最安を目指して引き下げていくという方針を打ち出しており、もしこの通りであればライバルにあたるファンドのコストを意識した値付けを今後はしていく可能性もあります。

米国や新興国の割合が気になる方もいるかと思いますので、各自のリスク許容度と目指すリターン、投資に対するスタンスと照らし合わせて投資判断を下してください。

私はこの銘柄はかなり有望と考え、一定額を積み立てています。

この記事が少しでも役に立てば幸いです。



0 件のコメント :

コメントを投稿

投資関連のオススメ書籍