ドルコスト平均法は必ずしもベストな手法ではありません。

メリットとデメリットは抑えましょう



積立投資をするにあたってはドルコスト平均法を自然と採用することになります。


ただ、これは果たして本当に夢のような万能な手法なんでしょうか。


何も考えずに設定だけしてほったらかすのは果たして本当に投資と言えるのでしょうか。


今回はこの事を考えます。






ドルコスト平均法とは?


良く色々な所で名前を目にしますが、少しだけおさらいしておきます。


ドルコスト平均法は、別名定額購入法といい、決められた間隔で(Wikipediaによると、毎月末だそうです)、決まったを、機械的に買い付ける手法です。


人の感情が入る隙間はほぼないと言って良く、下落相場であろうが○○ショックが来ようが、積立を続けることが出来ます。


私も投資信託を5銘柄積み立てており、最近の調整による含み損はありますが、お構いなしで積み立てています。


ドルコスト平均法のメリットは?



これは言うまでもなく、機械的に金融商品を買い付けるので、下落相場に強い事でしょう。


月一万円積み立てるなら、100円の株なら100株買えます。


それが50円に下落していれば倍の200株買えます。


一株1円の配当をその株が出しているなら、もらえる配当金も倍です。


特に大きな調整局面ではドルコスト平均法を用いた機械的な積立はそのまま資産を成長させる好機となります。


証券会社の設定以外に、有名どころでは会社が募集する持株会も、このメリットを強調するのが一般的かと思います。



ドルコスト平均法のデメリットは?



あまりドルコスト平均法の悪口は目にしませんが、当然デメリットも存在します。


この場合、知らないことは必ずしも幸せではないと考えます。


上昇相場には弱い



下落相場ではドルコスト平均法はそれなりの力を発揮しますが、機械的に買い付ける以上、当然一定の割合で高値掴みを繰り返すことになります。


相場のうねりを見極められる自信があるのならば、調整局面直後に一括購入がパフォーマンスという側面だけを考えるとベストに近いでしょう。



以前アップした楽天VTIとSlim米国株の基準価格チャートですが、横軸の原点付近で購入し、今年9月に全部売るのが、パフォーマンス的には最適ですが、ドルコスト平均法を採用した場合、高値付近での買い付けも漏れなく実施しています。


手数料がかさむ



有名どころでは経済評論家の山崎元さんはドルコスト平均法に対して批判的であることで知られています。


自身の書籍でも何度も言及されています。


その理由の一つが、この手数料です。


NISAのような少額かつ手数料のかからない投信などであれば気にする必要はありませんが、例えば米国株の定期買付サービスなどは、月一購入であれば年一回の購入と比較すると12倍手数料を取れる、証券会社にとっては大変おいしい商売になります。


それはともすれば我々個人投資家のパフォーマンスを悪化させる要因としては十分でしょう。


都合のいい株主量産機



会社の持株会も、その本音を知っておく必要があるでしょう。


あなたの会社は持株会の募集にあたり、定期買い付けのメリットを強調してくるでしょうし、場合によっては奨励金をくれたり、相場より安く買わせてくれるかもしれません。


会社は多くの場合慈善事業ではないので、会社側にメリットがなければそんな事普通はしませんよね。


理由は、一定額を常に買い付けてくれて持ち分を勝手に増やしてくれて、かつ自分たちの経営方針などにうるさく吠えたでない、都合のいい株主を量産出来ること。


良く、卵は同じ皿に盛るなとか、持株会してた会社が傾いたら自分の資産も吹っ飛ぶなどと言われますが、要は会社の歯車に自ら進んでなりにいく行為であることは意識してもいいでしょう。



では、どうすればいいのか



ここまで書いてきた内容をみて少しでも不安に駆られたのであれば、それはもう一度自身の投資方針を見直す必要があると思います。


上の方にも書きましたが、ドルコスト平均法は、感情を入れる隙間を無くし、機械的に買い付け出来ることか最大のメリットです。


投資は安く買って高く売るのが基本ですが、これを再現性を持ってできる人は私を含めほとんどいないと思います。


多少手数料がかさもうが、キャピタルゲインを失おうが、とにかく時間リスクを分散しに行っている。


常にこの事を思い出すことが、積立投資家にとっては重要と考えます。



まとめ


ドルコスト平均法に対して、かなり言いたい放題書きましたが、そのメリットとデメリットを考えた上で、自分が何をしたいのか、何のために投資をしているのかを認識する事が、一番の投資方針と考えます。


この記事が何かのお役に立てば幸いです。



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