eMAXIS Slim全世界株式 vs.ニッセイ外国株式インデックス

以前楽天VTIとSlim米国株の簡単な比較をしましたが、今度はMSCI系ベンチマークのファンド比較をしてみました。

過去記事:
楽天VTI vs. eMAXIS Slim S&P500
ニッセイ外国株式ファンドで安価に先進国投資ができる
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は低コストの全世界株式ファンドです

10月頭の調整局面でのパフォーマンス低下はその他大勢と同じで、アメリカの世界経済に及ぼす影響を改めて知ることが出来ます。


今回もモーニングスターよりデータをいただき、グラフ化して確認できるようにまとめてみました。






それぞれの基準価格を比較



縦軸が基準価格、横軸が日付です。


今回から3か月間のデータを示すことにしました。


基準価格は調整局面前までは両ファンドとも微増、もしくは横這いでしたが、10月11日の調整で3か月以上前の水準に戻った形です。


調整局面によるアメリカの株価下落、及びそれに伴う新興国からの資金引き上げがこの図の原因です。


それだけではなく、どちらのベンチマークもアメリカの占める割合が5割を超えているために、たかが一国の値動きがここまで影響した、とも言えます。



前日比パフォーマンスを比較





縦軸が前日比のパフォーマンス(%)、横軸が日付です。


調整局面で大きく基準価格を落としているのは共通してますが、面白いのは、片や先進国分散、片や全世界分散を標榜しているベンチマークに連動しているのに、まるで同じものであるかのようにぴったりとチャートが一致しています。


どちらもSBIの情報によると、トラッキングエラーは0.01以下なので、これはそのままベンチマークにほぼ近似した値、と言っても良さそうです。


ただ、正確には、Slimの方はベンチマークが配当抜きになってるので、見た目のパフォーマンスはよくなるというのは覚えておいてください。


このパフォーマンスをみている限り、正直新興国に分散する必要はないのでは、とか、米国一極集中でいいと考える人が一定数でるのは、こういう事情にもよります。

値動きからの考察


今回表が雑多になるので示していませんが、楽天VTIと比較すると今回比較した2ファンドの基準価格の回復ははっきり言って遅いです。


理由は、FRBの利上げによる新興国からの資金の引き上げ、国際的な緊張の高まりなどが挙げられますが、それだけ、


アメリカ>>超えられない壁>>その他大勢


という構図が未だに垣間見えます。


やはり、ここ最近の他国の隆盛があっても、アメリカはまだまだ強い、ということなのでしょう。


これをもう少し好意的に考えると、今後アメリカの存在感が薄れてくる、または相対的に弱体化する時に備え、国際分散投資派は粛々と持ち分を増やしていく事が、将来の成果を決めます。


ここは各自の描いたシナリオを再認識して投資に向き合うときだと、今回のデータは示していると考えます。


まとめ


今回は全世界株式型、あるいは先進国分散型を比較してみて、アメリカの世界経済に及ぼす影響の大きさを考えてみました。


まだまだアメリカは強いことがわかりますし、今後新興国に期待が持てないならアメリカ一極集中、世界全体がいい方向に行くと考えるなら国際分散投資が投資の最適解となりそうです。


私はアメリカの優位性は信じつつ、程よく新興国が隆起してくると信じ、今の中途半端とも取られ兼ねないポートフォリオを維持していきます。


この記事が何かのお役に立てば幸いです。


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