調整局面で注目されるVIX指数に対するたった一つの対応方法

恐怖指数と呼ばれる理由



2018年10月11日からのダウ平均の調整局面の際もそうですが、調整局面ではほぼ必ずと言っていいほど話題に上がるのがVIX指数と呼ばれるものです。


名前はよく聞くけど、結局よくわからないまま気がついたら忘れてしまう、という方も多いのではないでしょうか。


今回は恐怖指数という別名で呼ばれることも多いVIX指数について考えます。






VIX指数の定義・算出イメージ



定義は、VIX指数の対照であるS&P500に対する、シカゴ・オプション取引所で行われたオプション取引の値動きを元に算出されたもの、と考えればいいです。


オプション取引とは、例えば今100円の金融商品を、今100円であっても80円とかで買える権利を行使する事です。



非常に難解な理論による数式はWikipediaに解説されていますが、これは数式を見ているだけで眠たくなる方が多いと思います。



簡単に言うと、S&P500の今の値と、オプション取引された値段を元に、VIX指数は算出されます。


そして、その値段の差が大きければ、それだけVIX指数も大きくなります。


また、S&P500が右肩上がりの時は指数は低く、下落局面では高い数値が出る傾向にあると覚えれば大丈夫です。


要は、S&P500と反対の動きをするということです。


なぜVIXは恐怖指数と呼ばれるのか




例えばあなたが100円の金融商品を持っていたとします。


今も昔もそれはずっと99.5円から100.5円の間を行ったり来たりという、極めてリスクの低いものでした。



それがある日突然80円まで一日で落ちたらどうでしょうか。



普通の人間であれば気が気じゃないと思います。


翌日も更に下落は続き、70円になったとします。


そこでもし、あなたにこの商品を100円で売る権利があったとしたらどうでしょうか。


多分かなりの数の方が、売りに走ってリスクを減らしに行くでしょう。



わかりやすいために手元の金融資産での話をしましたが、これと同じようなことが先物取引や先渡取引でも起こっていて、その指数がVIXとして公開されています。


VIXは普段は10前後、高くても24くらいまでに収まると言われています。


現物の先取りであるオプション取引のこの数字がある日急に跳ね上がったら、それと同じことが現物でも起こるかもしれないと考えるのが人間心理ですよね。


有名どころでは、リーマンショックの時にVIX指数は90近くまで上がったと言われています。
(出典:Wikipedia



VIX指数が上がると株価は下がると言われる理由



先ほどは人間心理の観点から株価は下がるのでは、と書きましたが、本当にそれだけでしょうか。



現代は昔に比べ、証券会社のサービスもより便利になり、忙しいサラリーマンでも手軽にいろいろな条件での売買が出来るようになりました。



これが、過去よりも株の値動きが急降下しやすい理由と考えられています。 



例えば、機関投資家はVIX指数などの指数がいくつ以上、いくつ以下になったら強制売り、みたいな設定をするでしょう。



個人であれば、購入した株が5%とか値下がりしたら強制売り、みたいな設定をするかもしれません。



得てしてこのような短期での売買が、過去よりも盛んに行われることになれば、当たり前ですが市場もその分反応して値動きも激しくなります


それは人間の手を介さない機械的な売りなので、早い話誰も止められません。



これが、VIXが上がれば株価は下がる、と言われる理由です。



VIX指数が上昇したらどうするのか



以前も何度か記事にしてますが、確固たる投資の道筋を立て、リスク許容度の範囲内で投資する事が唯一にして最大の策です。



機械的に積立投資の設定をしてしまい、無意識に購入を続けることが、こういう局面では実質最強です。
参考記事リンク




ある程度現金のポジションを取っていれば、暴落や調整局面での追加投資もできるかもしれません。


余談、私見




誤解を恐れずに言えば、所詮は先物の値段の指数です。


それがなぜ、これだけ取り沙汰されるのかを都度考える必要があると思います。


特に信用取引はネット証券ですら、買建金利で2%代、売建貸株料で1%代という、一般的な約定からは考えられない手数料がかかります。


証券会社からすればビジネスチャンス以外の何者でもないのではないかと推察します。



まとめ



今回はVIX指数、別名恐怖指数について取り上げました。



ある程度世の中に影響があるのも事実ですが、これに振り回されないように、普段から自分の腹に落ちた投資方針に従い、淡々と積立投資をするのが、我々の取るべき行動であると考えます。


この記事が何かのお役に立てば幸いです。



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