モバイル決済は今後広がりを見せるか

ジワリと広がっているが…

12月4日からファミリーマートでも楽天ペイが使えるようになります。
今まではコンビニチェーンではローソンだけだったので、なんとも微妙でしたが、これから便利になりそうです。
さて、このようなモバイル決済は今後も広がるのでしょうか。
それとも、一時の流行り廃りで終わるのでしょうか?
今回はこの事について考えます。



モバイル決済とは

こちらの記事が定義などが詳しくまとまっていますが、要するに我々のスマートフォンを介した決済方法の事を指します。
有名どころではLINE Pay楽天ペイApple Payあたりではないかと思います。

最近のモバイル決済情報

Apple Payは最近ポンタポイントと連携したという事もあり、また楽天ペイは12月4日からファミリーマートでも使えるなど、最近新しい情報がどんどん出てきています。
ローソンとファミリーマートを合わせると約3万店になり、主要コンビニチェーンの店舗数の半分以上をカバーすることになり、楽天ペイだけに限定すれば規模感としてはまずまずの感じになります。

ただ、私はこの記事でも書きましたが、個人的にはキャッシュレス化は嬉しいですが、社会の現状を考えると取り残される人が出る事を懸念しています。
そんな状況下、現在キャッシュレス決済比率2割以下の日本で何故ここまで各社頑張るのでしょうか。

お国の大号令

経済産業省のHPをみると、いかにキャッシュレス化に前のめりかがわかります。
参考:キャッシュレス・ビジョン

キャッシュレス・ビジョンで書かれている他国のキーワードには、人手不足、犯罪対策、通貨危機などが挙げられています。
ただ、もう少し細かく見てみると、冒頭の方に、2025年までにキャッシュレス決済比率40%を達成、とか書いてあります。
要するに、万博までにある程度土壌を整えておき、インバウンド需要を取り逃がさない。
これが国の偽らざる本音ではないかと考えます。

重たい手数料

これも過去記事で書きましたが、モバイル決済の導入には3%前後の重たい手数料がかかります。
また、現在はモバイル決済方法も多種多様なので、店舗のレジが端末だらけになるという、人手不足解消を狙いつつ一人頭の業務量が重たくなるという問題もあります。
キャッシュレス・ビジョンに書かれていた、中国の成功例を紐解くと、手数料を安く抑えられた、とあります。
また、中国はAlipayとWechat Payの2つにさえ対応すれば良いため、業務量も問題ないでしょう。
やはり、ある程度手数料を引き下げ、プラットフォームも統一するくらいの事をしないと、中々広がりづらいとは思います。
実際、スマートフォンが世界的に広がったのは、対応すべきOSかiOSとandroidの2つだったから、という考察もあるくらいですしね。

国民は本当に望んでるか

結局最終的な論点はここになると思います。
80歳近いおじいちゃんやおばあちゃんが颯爽とスマホを取り出してピッ!というのは、無いとは言いませんが規模感は知れているでしょう。
また、日本のモバイル決済は決済プラットフォームと利用者の間にクレジットカード会社が挟まるのが前提の事が多いです。
そうなると、これも増加傾向と思われるフリーランスや定年退職者など、クレジットカードが作れない、または作りにくい方はモバイル決済の波からは取り残されるのではないかとも思います。
何より、手元の現ナマを全部無くして電子に変えてしまいたい!という需要がどれくらいあるのか、国ももう少しこの辺を丁寧に見ないと、広がるものも広がらないと思われます。

まとめ

楽天ペイを皮切りに、モバイルは少しずつ広がりを見せると思われます。
そして、上で色々書きましたが、何だかんだ現状もキャッシュレス決済比率2割を考えると、モバイル決済が完全に消えて無くなる事は無いと考えます。
ただ、これが国が言うように、最終的には8割!となると、現状のままでは苦しいのでは無いか、私はそう考えます。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。


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