TOPIX系の投信4つを比較してみます

日本を代表する指標に連動

TOPIXは日経平均と並んで日本でよく見る指標です。
これに連動する投資信託もETFも多数ラインナップされています。
では、もしそこに投資するのであれば一体どれがいいのか?
今回はTOPIX系投資信託の比較をしてみます。


そもそもTOPIXとは

東証によると、TOPIXは東証一部上場企業の時価総額合計値を、基準日(1968年1月4日)の時価総額を100とした場合いくらか、を示したものです。
調整係数とかウェイトとか出てきますが、重要なのはあくまで概要なので、ここではこの程度で留めます。


比較するファンド

今回比較するのは以下のファンドです。
  • ニッセイTOPIXインデックス
  • eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
  • OneたわらノーロードTOPIX
  • iFree TOPIXインデックス
さすが国内株式指標がベンチマークというだけあり、これ以外にもかなり沢山のファンドがありました。
記事が膨大な量になるので、手数料が横並びのもののうちいくつかは除外しています。
また、同じベンチマークの筈なのに随分手数料には差があったので、べらぼうに高い手数料を取ってるものも抜かしています。
以下、ニッセイ、Slim国内、たわら、iFreeとします。

信託報酬



信託報酬
隠れコスト
信託財産留保額
ニッセイ
0.17172%
0.0085%
なし
Slim国内
0.17172%
0.0061%
なし
たわら
0.1836%
0.0033%
なし
iFree
0.1836%
0.0080%
なし

なんだ上2つが随分隠れコストがあるな、という風になるかもしれませんが、ニッセイもSlim国内も共に信託報酬を最近になって引き下げています。
iFreeもこちらによると、12月13日から信託報酬が0.17172%に引き下げる予定です。
隠れコストの値は運用報告書から取り手計算しましたが、おそらくこの辺が今後の運用にどう響いてくるかが判断のポイントになります。
まあ、0.01%以下の所での競争なので、個人投資家レベルであればどれを選んでも大外れはしないと考えます。


純資産総額


設定年
純資産総額
純資産増加額(1ヶ月)
ニッセイ
2015年4月27日
205億4000万円
8億円
Slim国内
2017年2月27日
54億1400万円
6億円
たわら
2017年3月21日
8億4300万円
6000万円
iFree
2016年9月8日
7億7100万円
5000万円

設定が長いニッセイが、純資産総額では一歩リードしているといった印象ですが、Slim国内はじめeMAXIS SlimシリーズはつみたてNISA設定の流れに上手く乗って、順調な資金流入を得ている感じです。
ですが、Slim米国みたいなS&P500や楽天VTI系の投資信託みたいに、月10から20億円規模流れ込むものに比べると、資金流入量としては寂しい印象を受けます。


パフォーマンス比較

TOPIXとの追従がどこまでできているかを見てみます。
縦軸を前日比パフォーマンス(%)、横軸を日付としてグラフ化しました。
TOPIXの動きはInvesting.comから取りました。


今回はファンドによって随分動き方が違う印象を受けます。
数字上TOPIXとほぼぴったり追従できているのはiFreeでした。
ニッセイとSlim国内がほぼ同じ動きをしていて、たわらはほぼ外れ、という感じです。
たわらについては、本当にTOPIX連動の投資信託なのか?と不安になるような結果でした。
では、残りの2つについてはどうか?目論見書や月報を見ると、Slim国内はベンチマークを配当抜きとし、ニッセイはベンチマークを配当込みとしています。
目論見書にある年間騰落率でみれば、ニッセイの方がより追従が出来ています。
どちらも、月間または年間でパフォーマンスが合えばいい、という考え方なのでしょうか。
こう考えると、S&P500の時もそうでしたが、配当抜きのベンチマークに追従するeMAXIS Slimシリーズはニッセイと比べると調整代があるため、配当込みのベンチマークからのある程度の乖離は許してね、という本音が聞こえてきそうです。


投資判断のポイント

TOPIXについて

まず、ベンチマークであるTOPIXがS&P500やMSCIコクサイと比較するとどうもここ最近冴えない、そして日本経済が外国頼みという点が1つ目の判断ポイントとなるでしょう。
私は海外株式系のベンチマークを選択していますが、慣れ親しんだ日本の株式に投資したい、今後伸び代はある、と考えるのであればありでしょう。

手数料、ベンチマークへの追従

手数料については、正直ほぼ横並びです。
どれを選んでも大差ないでしょう。
ベンチマークへの追従度合いについては、意外でしたが、純資産の少ないiFreeが一番良く追従出来ています。
12月13日に手数料も下がってくるので、TOPIXへの投資に前向きであれば、ここも面白いかもしれませんが、少ない資産規模をどう見るか、という事になります。
資産規模という意味では、ニッセイとSlim国内はどちらもある程度の資産は集められているので、途中償還の危険性は低いでしょう。
たわらノーロードについては、TOPIX系についてはあえて投資をする理由が今回は見出せませんでした。

まとめ

海外株式と比べるとショボいとか冴えないと言われがちな日本の指標に連動するものについて、今回あえて取り上げました。
皆様の投資判断の一助になれば幸いです。


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