MSCIコクサイ連動ファンド2つを比較する

超有名指数連動商品です

2018年1月のつみたてNISAに合わせて、投信の選択肢は一気に増えました。
今回はその中でも日本市場で長期にわたり実績があるMSCIコクサイをベンチマークとする商品を比較してみたいと思います。


比較するファンド

  • ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • eMAXIS  Slim先進国株式インデックス
投資信託が2つになります。
比較する2つは以下、ニッセイ外国、Slim先進国、とします。
これ以外にもMSCIコクサイに連動するファンドは複数ありますが、手数料の観点から、現状比較対象とはなり得ませんので除外しています。
数字はMorningstarや、過去記事、参考リンクから取っています。

信託報酬

信託報酬+その他コストの形式で示してみました。過去計算した数字を載せているので、もう少し隠れコストは変動するかもしれません。


信託報酬
隠れコスト
信託財産留保額
ニッセイ
外国
0.11772%
0.1%
なし
Slim先進国
0.11772%
不明
なし

上でも書きましたが、ニッセイ外国株式の隠れコストは、度重なる信託報酬の値下げにより正確な値の算出が困難となっています。
まあ、値下げは我々投資家から見ればありがたい限りなので、市場原理がうまく働いてくれることを期待したいですね。


純資産総額


設定年
純資産総額
純資産増加額(1ヶ月)
ニッセイ外国
2013年12月10日
1050億9400万円
54億8000万円
Slim先進国
2017年2月27日
271億5700万円
37億1400万円

MSCIコクサイが比較的知られた分散投資の指標なので、どちらも規模感としては申し分ないですね。
純資産の一月あたりの増価額もすごいですね。
ペースが比較的一定しているところから、つみたてNISAの流れをがっちり掴んでいる、と言っても良さそうです。
しかし、この流入額を見てると、ここでも書いたeMAXIS  Slim全世界株式の資産流入規模がなんとも寂しく見えますね。
まあ、いずれ新興国含めた株式の成長を拾っていると信じてしばらく拾ってみることにします。

パフォーマンス

ベンチマークと前日比パフォーマンスを比較してみました。
今回はMSCI WORLDとの比較です。
データはMSCIから取りました。残念ながら除く日本が出来なかった(やり方がわからなかった…)のですが、日本の株式は比較的アメリカに引っ張られがちであることと、アメリカが指数全体の53.6%も占めること、日本は7.4%である事を考え、今回は近似して考えました。
縦軸は前日比パフォーマンス(%)、横軸は日付です。


投資信託特有の1日タイムラグがここでもよく見て取れます。
以前S&P500系やTOPIX系のファンドを比較した時は、多少なりともグラフの差が見れたのですが、今回はびっくりするくらいぴったりと重なってます。
ニッセイについては何かとトラッキングエラーが話題に登る印象がありますが、このグラフを見る限り今回はそこまで目くじらを立てなくてもいいのかも、と思います。

何かが足りない?

MSCIコクサイを見てよく思うのが、この2つのように低コストなETFが見当たらない、という事です。
無いわけではありません。
例えばブラックロックもETFを出してますが、経費率は0.25%とあります。
十分安いじゃん、と思うかもしれませんが、分配金にはきっちり課税されますので、投資信託と比べると配当金再投資の効果はどうしても劣ります。
そう考えると、せめて投資信託と比べて経費率は下であってほしい。
それが無い限りどうしても投資対象としての指標の評価も少し低くならざるを得ないかな、と思います。
まあ、経費率はMSCIがどれだけライセンス料を取るかも関係してくるので、一概に運用会社ばかりを責められないというのもまた真なりではあります。

まとめ

最後の方はMSCIへのちょっとした注文をつける感じになってしまいましたが、何はともあれベンチマーク自体は最良では無いかもしれませんが変なものでは無いし、経費率の低いものさえ選べば長期投資には十分耐えうると思います。
今後も今回の2ファンドは定期的にチェックする事にします。
比較対象が今後増えてくれることもまた願います。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。

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