貯蓄か、投資か

結局どっちがいいのでしょうか

老後資金が不安なので貯蓄から投資へ、なんていう事をよく聞きます。
貯蓄はほぼ無リスクの現金を寝かせておく事、投資はリスクを取って企業や指数に資金を提供する事。
2つはほぼ違う行為です。
今回は、結局我々の資産に対してどう向き合えばいいかについて考えます。



日本の金融資産事情を整理する

日銀の調査によると、家計の金融資産は現在1848兆円。そのうち現金は半分近い971兆円あります。
株式や債券といった証券が299兆円。
何となくイメージしてみると、預金の約3分の1くらいのリスク資産を持っている、こんなイメージでしょうか。
ただ、周りを見渡してみて、そんなにフランクに投資を語れる環境に皆さんいるでしょうか。
これはあくまで全体を累計したものなので、証券を大量に保有している人と、まったく持ってない人が偏在しているのではと推察します。
まだまだ日本国内で投資は汚いイメージがついていると思いますし、私も職場でもそんなに話題が出せるほど投資は浸透していません。
金融庁はかなりこの辺に前のめりなのはHPを見てても伝わってきますが、その過程はまだまだ道半ば、ということになるでしょう。

貯蓄のメリット、デメリット

メリット

これは言うまでもなく、円はいつまでも円であって、政府の大失策によってハイパーインフレを起こさない限り、今日明日で価値が毀損する事はありません。
預金保険機構によると、預金は1000万円までは銀行が潰れても保証されるので、これもメリットの1つとしていいでしょう。
※余談ですが、外貨預金は保証対象外です。何でもかんでも1000万円なら確実に戻ってくるとは思わない方がいいです。

デメリット

過去にも現金保有比率の高さに見る危うさについて記事にしましたが、長期的に見ると経済は緩やかにインフレに向かいます。
日本の過去の状況は違ったかもしれませんが、いつまでもそうである保証はどこにも無いし、理由はどうあれ、皆さんの周りの食料品とか、どんどん値上がりしてたり、中身減ったりしてますよね?
預金は資産を増やしてはくれません。利子なんか空前の低空飛行を続けてますし。
これが貯蓄のデメリットであると考えます。

投資のメリット、デメリット

メリット

長期的に見れば、リスクを希釈した上で資産を大きく増やすことができます。
この辺のシミュレーションはこちらの記事で詳しく記載しましたが、投資は現金保有よりも後々不安のない老後を送れる可能性を秘めています。
特に海外資産を一部組み入れる事は、自分のポートフォリオに海外の成長を組み入れる事を意味します。
これは現金だけを保有していたら絶対にできない事である事はここに記しておきます。

デメリット

現金保有と違い、何も考えない、と言う事は不可能な事は、人によっては大きなデメリットです。
また、先程メリットの項目の最後の方で、可能性を秘めている、と書きました。
何が言いたいかというと、暴落局面では大きく資産を減らす可能性もあるという事です。
このような可能性は投資において常に存在するという事は申し上げておきます。


どうすればいいのか

投資には入り口があれば必ず出口があります。
出口戦略として、淡々と積み立てるのと同じくらい、淡々と取り崩す、というものがあります。
感情を絡めない、という意味では、積立投資と同じくベターな戦略、という事になります。
ただ、長期的に見れば暴落というのは一時の下振れということになりますが、株価はまた戻るのは分かっていても、そこに心乱されないだけの胆力が持てるか。
何も考えないという事が出来ない、と上で書いたのは、こういう時に冷静でいられるには知識が無いと不可能だからです。
何度か調整局面や暴落局面を経験し、後ほど自分の投資行動を振り返る。
こういった積み重ねをする必要がありますし、それが後々の自分の人生の為になる。
少なくとも私はそう信じています。

貯蓄か、投資か

このままいくと、日本は間違いなく先進国1の貧乏国家になる事は見えていますし、貯蓄によって利子もほぼつかない現状を考えると、現金を後生大事に持ち続ける事は危険でしょう。
もちろん、投資をするという事は、究極的には投資先の指数なり企業なりを信じる事を意味しますし、ボーッと日々を生きるだけはダメで、定期的な行動の振り返りも必要になります。
ただ、繰り返しになりますが、現金のみホールドしている事よりははるかに豊かな生活を送れる可能性もありますし、何より一度やってみるとわかりますが、投資はドラマ性もありますし、とても楽しいです。
自分が貯蓄メインで行くのか、一部資産を投資に回すのか、最低でも1年から2年くらいはリスク許容度の範囲内で行ってから判断しても遅くはないと、私は考えます。
そして、私は貯蓄か、投資かと聞かれたら、今もしてますが、間違いなく、今後も極少額だとしても、投資を組み入れる事を選択します。

まとめ

最後の方は私見で終わった感がありますが、投資は豊かな老後の可能性だけでなく、人生における充実した時間を提供してくれるものと、私は信じています。
インデックス積立投資についても、国際情勢に今まで以上に目がいくようになる事も、自身の経験から申し上げておきます。
そして、投資はあくまでリスク許容度の範囲内で、と言うのを最後に書いておきますね。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。


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